第183回例会ご報告

第183回例会は、先日8/24日曜日に戦災復興記念館で
開催されました。
下の記事は当日8/24の福島民報の朝刊から。会員登場の記事です。
クリックすると別ウィンドウで大きくご覧いただけます。

6月の総会抽選こけしの時期、5/26お父様の吉太郎さんを亡くされた新山吉紀さん真由美さんご夫妻からは「葬儀で多忙だったため、こけしを送る事が出来なかったから」と3本ご提供がありました。このようなお心遣いをいただき、会員一同感謝でいっぱいです。親御さんのご不幸で大変だったのに、気にかけ後から送って下さるそのお心が非常に嬉しく、会場を暖かい気持ちで包んでくれました。(例会最後に厳選なる抽選で会員の手に渡りました)


4階第一会議室にて、40名の参加者見学者でした。
今回の招待工人さんは遠刈田からご来場下さった
佐藤一夫さん、良子さんご夫妻。
このところ、ご夫妻工人さんの招待を意識してして
いると、会長からもお話がありました。

鳴子こけしまつり、新庄こげす会の展示、みちのくこけし祭り、遠刈田ろくろまつり。
これからの展示や祭りについて案内があった後、終わった祭事に行った人達によって、会場や工人さん達の様子が伝えられました。

PHPに今回9回目の連載をしている、こけしぼっこの「かいちょ」ことのりこさんが写真と文章で綴るこのシリーズは、11系統を網羅するので今年の12月迄毎月PHP裏表紙の裏にて連載中です。

一夫さんから今日見せて頂いたこけしの説明がありました。

文吉型ボタンをはじめ、確かな技術で美しいこけしが並びます。
まんさく柄、木目、さくら崩しなど目を楽しませてくれる華やかさです。

中でも人気が高かったのは掘えじこ。
佐藤守正さんの巾着型のえじこ、まんさく模様、それを改良した紅まんさく模様、手のかかる細かい模様です。

一夫さん作のえじこの中には、良子さんの小さな作品が詰まっています。

ご夫妻コラボの素晴らしい作品です。
次に佐藤良子さん。

この可愛らしい小さなえじこ、会員の心をわしづかみ。

ご自身、えじこを作るのは好きだとおっしゃっていました。
今回は、わら模様の籠がモチーフ。

6寸の胴模様違い、もみじの季節を先取りです。
枝梅、桜崩し、木目、と伝統胴模様も揃いました。
他に、9/17〜22に新庄こげす会に実演で登場予定の鈴木征一さんのこけしや玩具。

なんとこのこけし、象嵌で「いちい材」がお腹に入っている面白いもの。
頭の中にはガラ入りです!

更にこの車は、いろんな胴模様やお顔のものがあり、
会員が「ほほー」と相好を崩しておりました。

最後に、3年の修行後に弥治郎で4月にデビューしたばかり、
4月例会にも来て下さった富塚由香さんの作品2種。
同じく修行してデビューした吉野さんも、5月の全日本こけしコンクールでは初めて揃って自作を販売していました。3年という短期間でのこの2人の成長ぶりは目覚ましく、会員もこれからを愉しみにしています。
目下準備中の「青葉こけし会会員のこれくしょん展パート2」をカメイ美術館さんで開催したときの、まとめ図録について説明がありました。製作代がまったく足りないため、会員の皆さんに前金で図録代を集めたい旨です。もちろん会員以外の方々にもお買い求め下さることがあればなお嬉しいです。一部1300円。取りに来るのが困難な方々への送料は会で負担致します。ジェニファー・マクドゥエルさんが手がけて下さった英文対訳付です。海外へ持って行っていただいたり、留学生や海外からのビジネスマンが集まる場所へも多く寄付する予定です。お買い求め下さる方々は、こけしの普及を世界に広めるために図録を買って頂くという大きな大切な役割をして頂くことになります。
どうぞ多くのご注文ご入金をお願い致します。
ご連絡は青葉こけし会の電話
Tel 022 - 257 - 4016(斎藤)。
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冷房を入れたのですが全く効かず廊下の方が涼しいという異常事態は、例会終了まで続きました。戦災復興記念館さん、ご迷惑おかけ致しました。これからは団扇、扇子を持参するよう気をつけたいと思います。
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