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2011.8.27からカウントしています

藤崎百科店でのこけし

近々のこけし催事はこちらでご案内しております。


6/24(金)~30(木)の1週間、仙台の藤崎デパート
こけしに出会えます。

本館6階までエスカレーターを上がり、まっすぐ進むと
美術工芸サロンがあります。
ここで「プロジェクト匠」展を開催中です。

参加しているのは、作並系:平賀輝幸さん、
遠刈田系:佐藤康広さんです。
(お父上は、佐藤正廣さん)
今回は、お二人のいつもと違う作品を多く見ることができます。
平賀さんはユーモア溢れる様々な場面でのこけしを。
康広さんは、木地師としての仕事も多々見せてくれます。

普段使いにしたいもの、眺めて手元で可愛がりたい物。
お二人の他に、地元の伝統工芸、堤焼乾馬窯仙臺堆朱製作所
つつみのおひなっこや、と、豪華な顔ぶれです。
この方々が勢揃いで、全員にお目に掛かることが出来るのは、
なかなかない機会です。

お天気の悪い日でも、藤崎デパートの中は平和です。
入口がわかりにくいときは、案内で聞いてみて下さい。

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柿渋を塗った平賀さんの蓋物など

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一番手前の胴の太いこけしは孫持ち

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今回はこけし2本とこけし絵が康広さんこけし関係

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木地物は様々な表情を見せてくれます

また、このプロジェクト匠展の横の階段を上がると、7階では
市内泉区にお住まいの朝倉光洋さんがいらっしゃいました。
こちらは「歌舞伎座幕あい市」の中です。
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テーマ : 工芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

23年度総会、164回例会、交流懇親会ご報告

昨日、6月5日は、お天気にも恵まれました。
2月の例会以来ご無沙汰していた顔に出会え、嬉しいことです。

この日、西荻窪ではこけし祭り開催、「こけし屋」さんではこの日のみでしたが、引き続き「ベビドヲル」さんでは12日まで、各種こけし関連のデッドストック、ビンテージ、こけしモチーフ物などを展開しているようです。こちらこちら、などをご報告してくださっているので、このブログをご参照ください。
nisiogi←この画像をクリックすると大きくご覧になれます

6/17~19は、東京の挽物玩具ねぎしさんで開催の「東北のかぜと技」が控えています。
1105313.jpg←この画像をクリックすると大きくご覧になれます

その翌週6/24~30には、仙台の藤崎デパート
「~プロジェクト"匠"~仙台伝統新作工芸展」です。
1105311.jpg1105312.jpg←この画像をクリックすると大きくご覧になれます

22年度の招待工人として来て下さった、遠刈田系:佐藤正廣さん、鳴子系:𠮷田勝範さんのこけしの記事が、2011.06.07.付の新聞に上がっていましたので、下の画像をクリックしてご覧下さい
G8記事


ざっと会の内容をご紹介し、交流懇親会の様子も少しだけお伝えします。
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今回のおみやげこけしは、小島俊幸さん(温湯)の小寸帽子です。
どっちのお顔が来るかは、開けてのお楽しみ。
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・平成22年度運営報告並びに会計報告
  4/4 :第157回例会 招待工人:佐藤英之さん 27名参加
  6/6 :第158回例会 22年度総会 30名参加 懇親会44名出席
  8/29 :第159回例会 招待工人:三春文雄さん 28名参加
 10/29:第160回例会 招待工人:阿部正義さん 24名参加
  12/5 :第161回例会 招待工人:𠮷田勝範さん 21名参加
  2/18 :第162回例会 招待工人:佐藤正廣さん、康広さん 28名参加
  定期例会シリーズ 阿保六知秀、正文さん
  会報「青葉」24号発行(650部)
  平成23年度カレンダー発行(650部)
  各こけし催事には、ご案内いただいたものには、
  出来うる限り参加し、交流を深めた。

・平成22年度例会皆出席者表彰(副賞こけし付)
・平成23年度運営予定報告
・平成23年度例会シリーズ紹介
・福引きこけし抽選会

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・平成23年度運営計画
   定期例会開催(4月中止、6月、8月、10月、12月、2月)
・会報「青葉」26号の発行
・カレンダー「平成24年版」の発行
・こけし関連行事への参加
・シリーズこけしの頒布(仙台)小笠原義雄作8寸10選

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3月11日の大震災で多大な被災をされたこけし関連の方々に、寄付できるお金を青葉こけし会で産めない物だろうか、という議題も上がりました。会員の中にも住居が大損壊してしまった方もおり、また、南相馬の高橋通さんご夫妻、いわきの佐藤誠考さんご家族のことなどにも触れました。

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毎年、会員の驚喜お楽しみタイム「福引きこけし」の時間は、室温が3度は上がったと思われます。この震災、風評被害などで、各工人さんも色々おありで、福引きこけしは集まらないのではないかと会長は悩んでおられましたが、当日になるとまばゆいばかりのこけしのオンパレードとなりました。
こけしをお送り下さった工人さん皆さんに、この場をかりて心から感謝と尊敬の気持ちをお送りします。
本当にありがとうございました。


続いて、交流懇親会のため、場所を階下宴会場に移します。
青葉こけし会の会員で、最も遠くからは九州から参加の方も出席です。
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工人さんも遠くからいらしてくださって、会員、嬉しそうです。
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もちろんアルコールも入りますよ。
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立食形式ながら、食べ応えのある料理も並んでいます。
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乾杯待ちのひととき、鳴子からのお酒もあります。
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会場終わりの時間が来て、総会をしていた会議室へまた移動し二次会。
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こけし工人きれいどころのお二人も参加で、会員はほくほくでした。
途中、会議を抜けて高橋五郎先生もお顔を見せて下さいました。

アルコールが入ったので、乾杯前の話しか記憶にないのですが、各地から来て下さった方々に、それぞれの地域での震災後の状況などをお聞きすることが出来ました。

こけしと温泉地は、切っても切れぬ関係にあります。
遠刈田温泉、土湯温泉、鳴子温泉の現状を聞きました。

山形では、秋に控えている「みちのくこけしまつり」のことで目下会議を開いているようです。こんな時期だからこそ、明るい話題を、と7月3日には上山温泉「古壷」で総会を行います。秋のおまつりもきっと開催されることでしょう。

土湯も鳴子も、被災された方々を多く受け入れています。特に土湯は福島県という名前だけで、ひどい風評被害が心配されているようです。この苦境を乗り越えて素晴らしい土湯温泉と土湯こけしを盛り立てて行きたいと思いました。

鳴子も避難されている方々を受け入れていますが、温泉地が大きく宿泊施設も多いので、温泉にいらっしゃる一般のお客様も大歓迎でお待ちしているようです。9月の鳴子こけしまつりも、予算は減りながらも開催の方向へ動いていると、岡凬斉一さんがおっしゃっていました。
遠刈田では、こけし館で5000体のこけしを2度の強い地震で2回並べ直したこと、4月中休館していたことなどをお聞きしました。遠刈田自体は被害は大きくなく、温泉へのお客さんの受け入れ体制が出来ているのに、風評被害でお客さんがめっきり減ってしまいました。5月の連休から少し盛り返しているので、このまま元のようになると良いな、というお話しでした。

いつもはお話しをすることもない工人さん達と、間近にお話しが出来る交流懇親会。たくさんのご参加をいただき、ありがとうございます。
今回、いつも参加する会員の中にも、顔を見ることのできない方々が数人おりました。来年はもっと心から楽しい顔で、もっと沢山の方々、工人さんとお会いできますよう、と、願いつつ、この長くなったご報告を終わります。


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こけしを愛する宮城県仙台市拠点の集まり。
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